リノベーション事例見学バスツアーと空室改善セミナーを開催
デザインの力で空室を再生する。リノベーション事例見学バスツアー開催報告
2013年12月21日(土)、ガーデンホテル金沢にて、クラスコ空室改善課主催の空室改善セミナーとリノベーション事例見学バスツアーが開催されました。年の瀬も迫る時期にも関わらず、多くのオーナー様、不動産業界関係者の皆様にご参加いただき、盛況のうちに幕を閉じることができました。
今回のセミナーの目的は、デザインの持つ力を体感していただき、空室改善の新たな可能性を感じていただくこと。単に設備を新しくするだけでなく、入居者のニーズを捉えたデザインを取り入れることで、物件の価値を最大限に引き出し、収益改善に繋げる道筋を示すことにありました。
セミナーの冒頭では、リノベーションにおけるファイナンスの実例についてご紹介させていただきました。オーナー様にとって、リノベーションは投資であり、その効果を最大限に高めるための資金計画は非常に重要です。具体的な事例を交えながら、投資対効果や資金調達の方法など、実践的な情報をお伝えしました。
そして、セミナーのメインイベントとも言えるバスツアーへ。実際にリノベーションを行った2つの物件、「LIBERTY LIFE」と「CANYON LIFE」を巡ります。写真や図面だけでは伝わりにくい、空間の質感、光の入り方、素材の持つ雰囲気などを肌で感じていただくことが、今回のツアー最大の狙いです。
「LIBERTY LIFE」は、都心で働くシングル層をターゲットにした、スタイリッシュで機能的な空間デザインが特徴です。限られたスペースを最大限に活用し、洗練された色使いや間接照明などが、都会的な暮らしを演出しています。一方、「CANYON LIFE」は、ファミリー層を意識した、温かみのあるナチュラルテイストのデザインが魅力です。家族が集まるリビングを中心に、収納スペースの確保や、子供の成長に合わせた可変性など、住む人のライフスタイルに寄り添った工夫が随所に凝らされています。
参加者の皆様からは、
「写真で見るよりも、実際に空間に入ってみると印象が全く違う」
「細部にまでこだわったデザインが、物件の魅力を引き上げている」
「空室対策のヒントがたくさんあった」
といった、大変嬉しいお声をいただきました。特に、施工前の状態と比較することで、リノベーションによる変化の大きさを実感された方が多かったようです。
今回のバスツアーを通じて、私たちは改めてデザインの重要性を確信しました。物件の持つポテンシャルを最大限に引き出し、新たな価値を生み出すためには、ターゲット層を明確にし、彼らが求めるライフスタイルを具体的にイメージしたデザインが不可欠です。そして、それは決して高価なものである必要はなく、アイデアと工夫次第で実現できることを、今回の事例を通して感じていただけたのではないでしょうか。
クラスコでは、今後も定期的にこのような事例見学バスツアーを開催していく予定です。実際に成功事例を見て、触れて、感じていただくことが、オーナー様、不動産業界関係者の皆様にとって、空室改善の一歩を踏み出すための大きなきっかけになると信じています。
変化のスピードが加速する現代において、従来のやり方に固執していては、空室問題の解決は難しくなります。私たちは、常に新しい視点と発想を持ち、デザインの力を活用することで、不動産の価値を最大化し、収益改善に貢献していきたいと考えています。今回のセミナーとバスツアーが、その一助となれば幸いです。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。そして、今後ともクラスコの取り組みにご期待ください。