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清水秀晴のブログ

なぜ「完璧な計画」を立てる人ほど、成長が止まってしまうのか? –安定の枠を飛び出し、未来へ「ジャンプ」する技術

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なぜ「完璧な計画」は成長を止めるのか?
未来を切り拓く「ジャンプの哲学」

 

2月も後半に入り、金沢の冬もようく雪が落ち着き、街のあちこちに春の柔らかな気配が混じり始めました。冬の土の中で準備を続けてきた命が、一斉に芽吹きの準備を始めるこの時期、従業員の育成をあずかる者として、若手スタッフたちの成長に特別な感慨を抱いています。

 

先日、若手スタッフのフォローアップを目的とした「TATSUJIN START(フォローアップ研修)」を行いました 。彼らは今、現場の最前線で活躍し、後輩を導く「駆け橋」としての役割を期待される重要なフェーズにいます。しかし、成長のプロセスにおいて、彼らはある「見えない壁」に直面していました。

それは、経験を積んだからこそ作ってしまった、自分なりの「安定(想定)という名の枠」です。
この時期、彼らの可能性をさらに伸ばすには、今、その枠を飛び超えるために「ジャンプ」することが必要なのです。

 

今回は、クラスコが培ってきた挑戦「ジャンプの哲学」について深く語らせていただきます。

「しっかり準備を整えてからでないと、一歩が踏み出せない」 「失敗して周囲に迷惑をかけるのが怖くて、つい想定内での仕事の進め方を選んでしまう」

もし、あなたがそんな風に感じているとしたら、伝えたいことがあります。その「真面目さ」や「慎重さ」こそが、これまでの成長の証でもあり、これからの「あなたの可能性」を縛り付けている「見えない天井」になっているかもしれない、ということを。

 

私はこれまで、不動産業界で30年以上、経営や従業員の育成に携わらせていただいて15年以上、数多くの若手社員や経営者と向き合ってきた中で確信したことがあります。劇的な成長を遂げる人間と、足踏みを続ける人間の差は、能力の差ではありません。自らが作った「安定という名の枠(天井)」を飛び越えて、ジャンプできるかどうかの差なのです。

先日開催した「TATSUJIN START研修」での対話を通じて、この「挑戦」の本質について深く掘り下げていきましょう。

 

1. 「計画性」という名のブレーキを外せ

 

仕事において計画を立て、期日を設定し、余裕を持って事前準備を行う。これはビジネスパーソンとして非常に素晴らしい強みです。実際、研修に参加した若手社員も、直前で慌てることがないよう、しっかりとスケジュールや計画を立てて管理を行っていることを自らの強みとして挙げていました。

しかし、私はあえてこう問いかけました。 「その計画性、想定通り、安定してと、自分で自分の天井をつくっていないか?」

計画通りにいかないのが、ビジネスの「正解」でもある

厳しい言い方かもしれませんが、人生もビジネスも、計画通りにいくことなんてほとんどありません。むしろ、想定内で、計画通りに進んでいる時は、あなたが自分の能力を低く見積もりすぎているか、リスクを避けて無難に進めているサインかもしれません。

プロとして重要なのは、計画を完璧に遂行することですが、それは全てが計画通りにいくということではなく「計画通りにいかないことを予測し、それが起きた時にどう修正するか」という「修正力」なのです。

例えば営業の現場で、月間の売上目標に向けて完璧なロードマップを描いたとします。しかし、お客様の心境の変化、突発的なトラブル、あるいは競合の出現によって、その計画は瞬時に崩れ去ることがあります。その時、「計画が狂った」と嘆いて足を止めるのではなく、「よし、計画をどう修正して、この変化を乗りこなそうか」と、未来を見据えた思考に切り替えられるか。

この柔軟性こそが、クラスコが掲げる「DO IDEA(課題を発見し、アイデアを実行して解決する)」の本質なのです。

 

現代は、変化が激しいことが「当たり前」の世の中です。計画は大切ですが、それはあくまで「仮説」に過ぎません。

計画は大切ですが、過去の延長線上に引かれた計画(レール)を走るだけでは、飛躍的な成長は訪れません。

特にいまは変化が大きい、言い換えると「変化が当たり前」の世の中です。

計画は大切ですが、それはあくまで「仮説」として、ある程度の想定を持って実行し、その結果から得られたフィードバックを元に、さらに良くなるように修正していく。この「アジャイルな修正力」こそが、今の時代を生き抜くための最強の武器となります。

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2. 膝丈の川を飛び越える「ジャンプ」の哲学

研修の中で、私は若手社員たちに「もっと枠を飛び出すくらいのチャレンジを、今やるべきだ」と強く促しました。

彼らは非常に優秀で、チームの中での自分の役割を理解し、チーム全体が動きやすいような視野の広さと気遣いを持って周囲から「依頼しやすい存在」になろうと努力していました。

それは組織人として正しい姿です。しかし、20代、30代という最もエネルギーに溢れ、吸収力が高い時期に、「物分かりの良い、お利口さん」では終わってほしくないのです。

「ジャンプ」しても、命は取られない

「失敗が怖い」という心理の裏には、失敗=破滅という極端なイメージがあるのかもしれません。しかし、ビジネスにおける挑戦のほとんどは、実は「膝丈の深さの川」を飛び越えるようなものです。

向こう岸へ飛べるか、飛べないか。迷っている時間は無駄です。「まあいっか、飛んでみよう」とジャンプして、もし足を踏み外したとしても、せいぜい服が濡れる程度です 。溺れて命を落とすようなことはありません。

クラスコの「8 ACTIONS」には「PENGUIN(変化を恐れず一番に行動する)」という指針があります。若いうちにする失敗は、怪我ではなく「経験」という名のデータです。

そのデータが蓄積されることで、あなたの「想定する力」はさらに磨かれ、次はもっと深い川を、もっと高い壁を乗り越えられるようになります。

 

3. 私の原体験:犬に噛まれて学んだ「現場の力」

 

今でこそ私は専務という立場で組織を率い、経営という視点から語っていますが、かつては現場で泥臭い営業に明け暮れていました。特に私のキャリアの原点にある一つが、住宅の「飛び込み営業」です。

想像してみてください。全く面識のないお宅のインターホンを押し、いきなり「家を買いませんか?」と提案するのです 。当然、誰も買ってくれません。それどころか、門前払いは当たり前。時には厳しい言葉を浴びせられ、門扉が開いた瞬間に飛び出してきた番犬に足をガブッと噛まれたこともありました。

今の時代のコンプライアンスや効率性から見れば、決して推奨されるやり方ではありませんが、この経験が私に教えてくれたのは、何よりも「準備ができない環境で、どう対応していくか」というある意味ビジネスでの「サバイバル能力」でした。

準備ができない環境こそが、人を育てる

飛び込み営業には、事前の準備など通用しません 。インターホンを押して相手が出てくるまでの数秒間で、何を話し、どうきっかけを作るか 。相手の反応を見て、その場で言葉を組み立てていくしかありません。

この「準備ができる環境にいない」という経験が、私を強くしました 。 事前のシミュレーション通りに説明するだけの営業は、準備ができる環境に依存しています。それでは、その環境から一歩外に出た瞬間に何もできなくなってしまいます。

今の若手スタッフは、デジタルツールを自在に使いこなし、情報収集能力も極めて高い。しかし、だからこそ「情報がない状況」や「不確実な状況」に陥ると、途端に動きが止まってしまう脆さも持ち合わせています。

あえて、準備が整わないうちに飛び込む。 あえて、自分がコントロールできない状況に身を置く。そうすることで磨かれる「準備ができる環境だけに依存しない力」こそが、さらに成長の角度を上げる「野生のセンス」です。

 

4. クラスコが「失敗」を全力でフォローする理由

 

なぜ、私がここまで「ジャンプせよ」と言い続けるのか。それは、クラスコという組織が「失敗を許容して、フォローする文化」を真剣につくっているからです。

私は社員にいつもこう伝えています。 「思いっきりジャンプして、もし失敗したら、自分が責任を持ってフォローする」

失敗やミスは誰もが必ずします。大切なのは、その後どう行動するか、それが自分が自分を信頼できる、お客様からの、チームからの信頼を積み重ねていくことになります。

心理的安全性こそが、カクシンの源泉

私たちのミッションは、「DO IDEA(課題を発見し、アイデアを実行して解決する)」。

不動産業界の新しいスタンダードを創り出す取り組みを推進し「カクシン」することです。 カクシンとは、これまでにない価値を生み出すことであり、そこには必ず未知への挑戦と、それに伴う失敗のリスクが伴います。

もし、失敗を咎める文化があれば、誰も新しいアイデア(DO IDEA)を実行しようとはしなくなるでしょう 。

それでは「GO FUN(お客様の人生を楽しくする価値づくり)」という私たちのビジョンは達成できません。

若手社員が現状に満足せず、枠を飛び出し、多少の失敗をしても、それを上司や組織が「ナイスチャレンジ」と称え、共にリカバリーする 。このプロセスを通じて、社員は自分自身の可能性を広げ、自信を深めていきます。あなたが「失敗したらどうしよう」と悩んでいるその時間は、組織にとっては「挑戦の機会損失」です。

クラスコという大きなセーフティネットを信じて、もっと自由に、もっと大胆に、自分の世界を広げてほしいと願っています。

 

5. 読者への問い:あなたの「膝丈の川」はどこにあるか?

 

この記事を読んでいるあなたに、問いかけたいことがあります。今の仕事の中で、「本当はやってみたいけれど、失敗するのが怖くて避けていること」はありませんか?
・これまで避けてきた、難易度の高い案件への立候補
・前例のない、新しい業務の提案
・苦手意識のある、AIやテクノロジーを活用した分析への挑戦

もし、それが頭に浮かんだのなら、それがあなたの「ジャンプすべき川」です。

成長の証は「違和感」にある

成長する時、人は必ず「心地よさ(コンフォートゾーン)」の外に出ます。そこには、多少の不安や息苦しさ、違和感があるはずです。しかし、その違和感こそが、あなたが脱皮しようとしている証拠なのです

「依頼しやすい存在」でいることは素晴らしいですが、それだけで終わってはいけません。時には、周囲を驚かせるような「攻めの姿勢」を見せてください 。現状の枠を飛び出し、新しい景色を見に行く勇気を持ってください。

 

未来へのネクストステップ

 

挑戦は、一日にして成らず。まずは、小さなジャンプから始めてみましょう。

1.「なぜ?」を繰り返す: 物事を表面的な計画で終わらせず、その背景や本質を深く理解しようとする姿勢を持つ。

2.分岐点を記録する: 自分の判断がうまくいった時、いかなかった時、そのプロセスにおける瞬間的な違和感や理由をメモに残す。

3.AIを「パートナー」にする: 自分の営業や課題などAIに壁打ちしてみることで、自分では気づかないことも客観的に理解する。

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クラスコは、そんなあなたの「DO IDEA」を全力で応援します。 石川県金沢市から、不動産業界の未来を、そしてあなた自身の未来を、共に変えていきましょう。

次回のブログでは、**「なぜ『技術』ではなく『感情』が成果を決めるのか」**というテーマで、組織を動かし、最高のパフォーマンスを引き出すためのリーダーシップの本質についてお話しします。

 

【今回取り上げたクラスコ独自のナレッジ・文化】

  •  DO IDEA:課題を発見し、アイデアを実行して解決する。クラスコのアイデンティティ。

  •  8 ACTIONS:自律自走し、プロフェッショナルとして行動するための8つの指針。

  •  修正力の重視:計画通りにいかないことを前提とした、柔軟な軌道修正の文化。

     

 


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