空き家率 過去最高13.5%
5年に一度発表される「住宅・土地統計調査」の速報が国土交通省から発表されました。
それによると、前回2008年の調査統計調査時の5759万戸よりも増え、住宅ストック総数が305万戸増え6063万戸となり、
過去最多を更新。
住宅ストックに対する空家の数も前回の757万戸からさらに増え、820万戸と、空家率が過去最高の13.5%となりました。
少子高齢化、人口減少問題が加速する中、空き家問題も深刻になっています。
国は、中古住宅の活用やリフォームを促進しているものの、未活用の住宅を取り壊すと、費用もかかり、その後の固定資産税
負担も増えたりと、税制等いろいろと整備が必要になっています。
新築、中古を併せた住宅流通のなかの中古の割合は、欧米では8割を超えるのですが、日本は13%程度と、まだまだ日本の
中古住宅に対する意識も低く、スクラップアンドビルドの住宅市場の商慣行も見直さないといけませんね。