マネージャーに送る言葉04
リクルートの創業者 江副浩正氏が晩年に遺したマネジメント論。
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第4章
「上の方で決まったこと」を、そのままメンバーに事務的に伝えるマネージャーは、メンバーからの信頼と支持は得られない。
経営の方針や義務のルールは、マネージャー自身がまず自らのものとしなければならない。
そのためには、疑問などがあれば十分解決しておくこと。
その上で、自らの方針、考え方を交えて、メンバーに向かうことが大切である。
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人は、自分の行動に、無意識に思っていることが反映されます。
お客様や上司から、言われたことも、結局、腑に落ちていないと、本気で伝えようとしない。
本気で伝えようとしないと、伝わらない。
逆に、伝えたいことが薄まったり、湾曲して、違う意味に伝わったり、極端に言うと180度違う話になったりします。
それを繰り返していると、結局現場のスタッフも、なぜこの仕事が必要か、この仕事の意義もわからず、ただ毎日大変な仕事を繰り返すことになります。
マネージャーは、自分自身の行動も、言動も、全て周りに絶大な影響力を持っていること、
耳が痛い話にこそ、自分や組織を成長させてくれる大切な要素があることを、しっかり認識しなければいけないと思います。