マネージャーに送る言葉11
久しぶりのブログ更新です。
リクルートの創業者 江副浩正氏が晩年に遺したマネジメント論。
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第11章
経営者が数字に弱ければ、会社は潰れる。
仕事への熱意は十分あっても、数字に弱い人は優れたマネージャーとは言えない。
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これは、自分も苦労した点なので、良くわかります。
苦手は毎日意識していくことで、克服できます。
しかし、単純な話で
「会社を維持するためには、いくら利益を上げなければならないか?」
が分かっていないと、会社はつぶれます。
家庭も同じで、生活費に最低いくらかかるか知らないと生活していけませんよね。
そして、「○○を売って、いくら儲かるか」が分からないと会社はつぶれますよね?
会社を維持するのに100万円かかるのが分かっていても
○○を売っていくら儲かるかが分からないと
100万円稼ぐのに何個売らなければならないかが分かりませんよね。
売上、原価、売上利益、販管費、経常利益…等々
いろんな会計用語が出てきますが、単純に言えばそういうことです。
ただ、仕事をするのではなく、「この仕事で自分が動くと幾らかかるのかな?」と、コストに関心を持つことで、コスト意識は芽生えます。
「この商品を売ると、いくら儲かるのかな?」と、疑問や関心を持つことで、利益への意識が芽生えます。
会社は利益を出し続けなければ、潰れてしまいます。
しかし、一時的な利益だけを追い求めても、会社の存在意義はなくなり、やはり潰れてしまいます。
「お客様にどれだけの価値を提供できているか?」
を常に考え、商品開発やサービスを提供し、そして正当な利益を追求する。
これが企業の存続と成長のためには必要です。