気温別の売れる商品がわかる。
気温別の売れる商品がわかる「ウェザー•マーチャンダイジング」って、知ってますか?
平均気温が1度上昇すると、個人の消費が0.6~0.7%上昇するいわれています。
私たちは気温によって消費意欲が変わります。
もちろん全ての消費意欲ということではなく、人間の欲求は気温や晴れ、雨などの気象条件の影響を受けて、それによって売れる商品も変化します。
暑い日には冷たいものが売れ、寒い日には温かいものが売れるといった基本的なことですが、統計的な研究によって、もっと具体的な変化が分かり、その研究を踏まえて気象情報を商品戦略に生かす手法や技術が進化しています。
夏は、「夏痩せする」と昔から言いますが、人間の体は、熱を燃やすときにカロリーを多く消費しますから、じつは夏は基礎代謝が冬より落ちて、太りやすくなるんです。
そういった部分でもカロリーに対するニーズがかわり、売れる商品が変わります。
大きく分類すると2つ
気温が上がるほど売れる商品 ⇒ 昇温商品
気温が下がるほど売れる商品 ⇒ 降温商品
夏は昇温商品が売れる時期
19度 半袖シャツ
20度 エアコン
22度 ビール
23度 浴衣・甚平
24度 水着
25度 麦茶、清涼飲料水、水ようかん
26度 蚊取り線香などの殺虫剤
27度 アイスクリーム
28度 鰻の蒲焼き
29度 日傘
30度 かき氷/アイスクリームは売れなくなる
温度によって、コンビニなんかも、お弁当のラインナップや飲み物コーナーに置いてある商品が全く変わります。
賃貸物件でも、夏にご案内する際は、締め切って熱がこもっていますから西陽の強い部屋は、折角お客様にピッタリのお部屋でもその印象が強くなり敬遠されやすいですから、事前に換気をしたり、午前中にご案内したりと心配りや工夫が必要です。
気温が人の趣向や判断に大きな影響を与えるのは自然なことですね。
業種、業態によって研究されているいろんなトレンドがあります。
異業種のそんなデータを知るのもとても面白いものです。
夏といっても、今年みたいに気温の変化が大きいと商品の仕入れも難しいんでしょうね。