相続税増税でさらに多くなる?争族の対策!?「相続の基本と遺言」
先日、1月17日に「相続対策セミナー」を開催させて頂きました。
第1部は講師に、税理士の平野豊様をお招きして、今回の税制改正のポイントをお話しいただきました。
第2部は私が講師を務め、「相続の基本と遺言」について話をさせて頂きました。
相続対策と聞くと「税金の対策」をイメージする方が多いと思います。
当然「税金の対策」は、とても大切な対策で、資産を多く持たれてるオーナー様にとって必ず通らなければならない道になります。
しかし、相続の多くのトラブルが、資産(財産)をどう分けるか、遺産分割に関するものが多く、
「司法統計」によると、2013年の遺産分割事件の新受件数は 15,195件。 10年前に比較すると三割以上も増えています。
そしてトラブルとなるのに、資産の大小はあまり関係なく、実際に調停までのトラブルとなるのは、遺産が 5,000万円以下が 実に75%を占めています。
今回の私の講演内容は、主にこうした「争族」トラブル(争族とは、相続が発生したことで家族が争うことを言います)を事前に避けるために
相続の基本
遺言の大切さ
実際のトラブルケース
遺言の書き方
について、話をさせて頂きました。
相続対策は、「節税」「納税」の対策と併せて、遺産分割の対策。
そしてそれをカタチに残す「遺言」
大切だと分かっていても、実際に書かれていないケースが多く、もめるケースがまだまだ多いのも事実です。
家族が争う種を残さないためにも、しっかりと残す人が決めておくことが大切です。