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小村典弘のブログ

【小村典弘が語る】コロナ禍で加速した不動産DX。クラスコの挑戦と未来への展望

【小村典弘が語る】コロナ禍で加速した不動産DX。クラスコの挑戦と未来への展望

【小村典弘が語る】

目次

  1. 未曾有の危機、コロナ禍 – クラスコの決断と行動
  2. テレワーク導入、オフィスは変革の実験場へ
  3. セミナーをオンラインへシフト – デジタルで繋がる新たな可能性
  4. デジタルマーケティングの強化 – YouTube活用で成果5倍
  5. コロナ禍を経て見えた、不動産業界の未来
  6. クラスコのDO IDEA – 変化をチャンスに変える力
  7. まとめ – 新しい働き方、新しいビジネスのあり方

本文

1. 未曾有の危機、コロナ禍 – クラスコの決断と行動

2020年初頭から世界を覆った新型コロナウイルス感染症の拡大は、私たちの生活様式、働き方を根底から変える未曾有の危機でした。不動産業界も例外ではなく、人々の移動が制限され、対面での営業活動が困難になるなど、大きな影響を受けました。

株式会社クラスコも、この予測不能な状況に直面し、迅速かつ大胆な対応を迫られました。従業員の安全確保を最優先に、感染リスクを最小限に抑えながら事業を継続するために、私たちは様々な対策を講じる必要がありました。

2. テレワーク導入、オフィスは変革の実験場へ

まず、私たちが取り組んだのがテレワークの導入です。感染拡大の状況を踏まえ、可能な部署から順次テレワークへと移行しました。もちろん、不動産業という業務の特性上、完全なテレワークは難しい面もありましたが、オンラインでのコミュニケーションツールを活用し、業務効率を極力落とさないように工夫を重ねました。

当初は、自宅での業務環境の違いや、コミュニケーション不足など、いくつかの課題もありましたが、試行錯誤を繰り返す中で、徐々にテレワークのノウハウが蓄積されていきました。オンライン会議のルールを明確化したり、チャットツールを積極的に活用したりすることで、物理的な距離を感じさせない連携体制を構築することができました。

このテレワークの導入は、単なる一時的な対応に留まらず、私たちの働き方に対する考え方を大きく変えるきっかけとなりました。オフィスに集まることが当たり前だった働き方が、場所を選ばない働き方へとシフトしていく可能性を感じました。オフィスは、単に業務を行う場所ではなく、社員同士が交流し、創造性を高めるための場所へと役割を変えていく必要があると考えるようになりました。

3. セミナーをオンラインへシフト – デジタルで繋がる新たな可能性

これまで、私たちが大切にしてきた顧客との接点の一つに、対面でのセミナーがありました。しかし、感染防止の観点から、セミナーの開催も困難な状況となりました。そこで、私たちは、これまで培ってきたセミナーのノウハウを活かし、オンラインセミナーへと切り替える決断をしました。

オンラインセミナーの開催は、当初、参加者の不安な点も多くありましたが、実際に開催してみると、予想をはるかに超える反響がありました。会場の制約がないため、これまで参加が難しかった遠方の方や、忙しい経営者の方々にも気軽に参加していただけるようになり、参加者数は大幅に増加しました。

また、オンラインならではのメリットも多くありました。チャット機能を利用した質疑応答は、対面セミナーよりも活発な意見交換を促し、参加者同士の交流も生まれるなど、新たなコミュニケーションの形が生まれました。セミナーの録画データを後日配信することで、参加できなかった方にも情報を提供できるなど、情報発信の幅も大きく広がりました。

このオンラインセミナーの成功は、私たちがデジタルを活用することで、これまでリーチできなかった層にもアプローチできる可能性を示唆してくれました。

4. デジタルマーケティングの強化 – YouTube活用で成果5倍

セミナーのオンライン化と並行して、私たちが注力したのがデジタルマーケティングの強化です。特に、YouTubeの活用は大きな成果をもたらしました。

これまでもYouTubeチャンネルは開設していましたが、コロナ禍を機に、コンテンツの質と量を大幅に向上させました。不動産に関するノウハウや市場動向、クラスコの取り組みなどを、動画という分かりやすい形で発信することで、多くの方に興味を持っていただくことができました。

その結果、YouTubeチャンネルの登録者数は飛躍的に増加し、ウェブサイトへの流入数も大幅にアップしました。驚くべきことに、デジタルマーケティング全体の成果は、コロナ禍以前と比較して5倍にまで成長しました。

この成功は、私たちがこれまで培ってきた不動産の専門知識と、デジタルマーケティングのノウハウを組み合わせることで、大きなシナジーを生み出せることを証明しました。YouTubeは、単なる動画配信プラットフォームではなく、顧客との新たな接点を創出し、ビジネスを成長させるための強力なツールとなり得ると確信しました。

5. コロナ禍を経て見えた、不動産業界の未来

コロナ禍という未曾有の危機を経験し、私たちは、不動産業界の未来について深く考えるようになりました。

一つ明確になったのは、デジタル化の流れは不可逆であるということです。テレワークの普及、オンラインセミナーの浸透、そしてデジタルマーケティングの重要性の高まりは、一時的な現象ではなく、今後も加速していくでしょう。不動産業界も、この流れに乗り遅れることなく、積極的にデジタル技術を活用していく必要があります。

また、人々の価値観の変化も、不動産業界に大きな影響を与えるでしょう。住まいのニーズは多様化し、単に「住む場所」としてだけでなく、「働く場所」「学ぶ場所」「憩う場所」としての役割も求められるようになるでしょう。不動産会社は、こうしたニーズの変化を敏感に捉え、新しい価値を提供していく必要があります。

6. クラスコのDO IDEA – 変化をチャンスに変える力

クラスコは、創業以来、「DO IDEA」という独自の理念を掲げ、常に新しい発想と行動力で変化に対応してきました。今回のコロナ禍においても、私たちは、危機を単なる困難として捉えるのではなく、新しいビジネスモデルを構築し、成長の機会を掴むためのチャンスと捉えました。

テレワークの導入、オンラインセミナーの開催、YouTubeの活用など、私たちが取り組んだことは、まさに「DO IDEA」の実践でした。変化を恐れず、新しいことに挑戦し続けることで、私たちは、コロナ禍という逆境を乗り越え、さらなる成長を遂げることができました。

この経験を通して、私たちは、変化こそが成長の原動力であることを改めて確信しました。これからも、時代の変化を敏感に捉え、常に新しいアイデアを生み出し、行動し続けることで、不動産業界の未来を切り拓いていきたいと考えています。

7. まとめ – 新しい働き方、新しいビジネスのあり方

コロナ禍におけるクラスコの取り組みは、テレワークの導入、セミナーのオンライン化、そしてデジタルマーケティングの強化という三つの柱で構成されていました。これらの取り組みを通して、私たちは、新しい働き方、そして新しいビジネスのあり方を模索してきました。

テレワークは、場所を選ばない柔軟な働き方を可能にし、オンラインセミナーは、より多くの顧客との接点を生み出しました。そして、YouTubeを活用したデジタルマーケティングは、驚くべき成果をもたらしました。

これらの経験は、私たちにとって大きな学びとなり、今後の事業展開においても重要な指針となるでしょう。変化を恐れず、常に新しいことに挑戦し続けること。それが、未来を切り拓くための唯一の方法だと信じています。

まとめ

コロナ禍におけるクラスコの経験は、私たちに多くのことを教えてくれました。未曾有の危機の中で、私たちは、テレワークの導入、オンラインセミナーへの切り替え、そしてデジタルマーケティングの強化という大胆な施策を実行し、結果として、ビジネスを大きく成長させることができました。この経験を通して、変化を恐れず、常に新しいことに挑戦することの重要性を改めて認識しました。これからも、クラスコは「DO IDEA」の精神を胸に、不動産業界の未来を切り拓いていきたいと考えています。

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