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小村典弘のブログ

【経営者マインド】不安を「突破力」に変える。正解のない時代を生き抜く「心理的健康」とは

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こんにちは、クラスコの小村です。

日々、経営の現場に立っていると、「決断」の連続です。 新しい不動産テックの開発、組織の改革、業界の慣習への挑戦。正解のない問いに向き合う中で、「不安はないのですか?」「どうやってプレッシャーを乗り越えているのですか?」と聞かれることがよくあります。

正直に言えば、不安がゼロになることはありません。 しかし、私はその**不安やネガティブな感情に「振り回されない」術(すべ)**は持っているつもりです。

今日は、私が経営を通じて実感している**「ビジネスにおける心理的健康」**について、少し内面的なお話をシェアしたいと思います。

1. 「空気を読む」より「好きになる」ことから始める
組織で働いていると、どうしても「周りからどう思われているか」が気になるものです。特に日本人は「空気を読む」ことを美徳としがちです。

しかし、イノベーションを起こそうとする時、空気を読みすぎていては何も変えられません。

心理学の知見によると、「嫌われないように空気を読む」人ほど対人不安が強く、逆に「自分から相手を好きになろうとする」人はストレスが少ないそうです。

これはビジネスにおけるステークホルダーとの関係構築でも同じことが言えます。 「批判されたらどうしよう」と守りに入るのではなく、「このクライアントの課題を解決して喜ばせたい」「社員の成長を心から応援したい」と、自分から相手(や市場)へポジティブな関心を向けること。

ベクトルを「自分への評価」から「相手への貢献」に向けた瞬間、不思議と恐れは消え、建設的な行動が取れるようになります。

2. 失敗は「忘却」という機能で乗り越える
新しい事業に挑戦する際、失敗のリスクはつきものです。 しかし、面白いデータがあります。人は**「都合の悪いことは忘れてしまう」**生き物なのだそうです。

高校時代の成績を思い出す実験では、良い成績は覚えていても、悪い成績の記憶は曖昧になるという結果が出ています。つまり、私たちが恐れている「恥」や「失敗の記憶」は、長期的には周囲も自分も忘れてしまうということです。

クラスコも、最初から全てのテック事業がうまくいったわけではありません。数え切れないほどのトライ&エラーがありました。 でも今、皆さんの記憶に残っているのは「成功したサービス」だけではないでしょうか?

「どうせ忘れるのだから、恐れずに打席に立つ」 この開き直りこそが、変化の激しい不動産・テック業界を生き抜くための最大の武器になります。

3. 「行動」こそが最強の精神安定剤
「不安だから動けない」のではなく、**「動かないから不安になる」**ことがほとんどです。

ストレスを感じた時、私は**「行動のテンポを上げること」**を意識しています。 心理学的にも、テキパキと行動し複数の仕事をこなす人の方が幸福度が高いと言われています。

悩み始めたら、まずは体を動かす。誰かに電話をする。企画書の最初の1行を書く。 「内省」よりも「行動」にエネルギーを使うことで、脳が不安を感じる暇をなくしてしまうのです。

外見から「自信」をインストールする
また、自信がない時こそ「形から入る」のも有効です。 フォーマルな服装や、手入れされた靴。身なりを整えることは、他人のためだけでなく、「自分はプロフェッショナルである」と自分自身に言い聞かせる(セルフイメージを高める)ための儀式でもあります。

私自身、重要なプレゼンの日は、特に服装や立ち居振る舞いを意識することで、スイッチを入れています。

まとめ:逆境こそが「達成感」のスパイス
「至福や達成感は、不安や苦労を乗り越えてこそ得られる」

これは真理だと思います。最初から確実な成功が約束された仕事に、感動はありません。 **今の不安は、未来の大きな達成感を得るための「スパイス」**だと思えば、少しワクワクしてきませんか?

クラスコはこれからも、変化を恐れず、不安さえもエネルギーに変えて、不動産業界に新しい価値を創造し続けます。

皆さんも、もし今何かに迷っているなら、まずは一歩、あえて「空気を読まず」に行動してみてください。その先には、きっと新しい景色が待っているはずです。

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