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小村典弘のブログ

【DO IDEA】組織の限界は経営者の限界。繁忙期に勝つ「勝手に育つ」最強チームをつくる方法

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【DO IDEA】組織の限界は経営者の限界。繁忙期に勝つ「勝手に育つ」最強チームをつくる方法

金沢も本格的な冬の寒さが到来し、コートが手放せない季節となりました。

街は年末の慌ただしさと、新しい年を迎える静けさが入り混じっていますが、我々不動産業界にとっては、1年で最も熱気が高まる「繁忙期」が目前に迫っています。

この時期になると、多くの経営者様とお話しする機会が増えますが、話題は決まって「組織と人」に行き着きます。

「繁忙期を乗り切るマンパワーが足りない」「忙しさで社員が疲弊してしまう」「目の前の業務に追われて、新しい打ち手が打てない」……。

しかし、忙しい時こそ、組織の真価が問われる時でもあります。

今回は、この重要な時期だからこそ、一度立ち止まって考えたい「組織と人の成長」について、経営者・リーダーの皆様と深く共有したいと思います。

不動産テック(ReTech)やAIが進化する中で、なぜ今、泥臭い「教育」が重要なのか。

クラスコが実践する、社員が劇的に成長し、繁忙期すらもチャンスに変える「DO IDEA」の裏側をお話しします。

1. なぜ「育てたつもり」で終わるのか?不動産業界の構造的課題

私たちがメインでおこなっている不動産業界において、「社員の成長」は企業の成長と直結します。

特に繁忙期のような高負荷な状況下では、一人ひとりの判断力とスピードが、そのまま会社の業績(入居率やオーナー満足度)に跳ね返ってきます。

しかし、多くの経営者やマネージャーの方から、こんな嘆きを聞くことがあります。

「育てたつもりなのに、現場で判断できない」

「言われたことしかやらないから、結局自分が動いてしまう」

一方で、スタッフ側の本音を聞くとどうでしょう。

「忙しすぎて教えてもらえない、聞けない」

「失敗したら怒られるから、指示を待つしかない」

この「認識のギャップ」こそが、組織の成長を止める最大のボトルネックです。

特に不動産業界は、属人的な業務が多く、先輩の背中を見て覚える「職人型」の教育が長く続いてきました。しかし、市場の変化が激しく、テクノロジーが台頭する現代において、古いOSのままでは通用しません。

クラスコの社員さんは、外部の方からよくこう言われます。

「年齢関係なく、皆さん仲がいいですよね」

「若い人でも、なぜ自ら行動できるんですか?」

「皆さん、成長意欲が高いですよね」

これは偶然ではありません。

会社は、ビジョンを実現するために集まった「人」の集合体です。「人が成長」することが「会社の成長」となり、より良いサービスをお客様に提供できる。その結果、お客様の期待がまた従業員のモチベーションにつながっていく。

この「正の成長スパイラル」を意図的にデザインし、組織戦略として回していくことが、経営者の最大の責務だと私は考えています。

2. クラスコ流・成長のOS「知る・考える・実行する」のサイクル

私は、『社員一人ひとりが成長するために必要な仕組みと、チャレンジする文化』があれば、人は自然に育つものだと信じています。

精神論で「頑張れ」と言うのではなく、成長できる「仕組み(システム)」を用意するのが経営の役割です。

クラスコでは、以下の3つのサイクルを回すことで、社員のOSをアップデートし続けています。

①「知る」:教育と情報共有の民主化

まず、武器を持たせずに戦場に送り出してはいけません。

ここでのポイントは、「暗黙知の形式知化」です。

  • 独自の研修制度:「ビジネスパーソンとしての普遍的なスキル」から、「賃貸管理の法務」「経営視点でのPL/BS理解」まで、段階的に学べる仕組みを構築しています。
  • ナレッジ共有の文化:成功事例だけでなく、失敗事例こそが財産です。社内のチャットやポータルで、成功・失敗・Q&Aをオープンにし、全員が「他人の経験」から学べる環境を整備しています。
  • DXを活用した情報の見える化:CRMや業務管理ツールで進捗を可視化。誰が何をしているかが分かることで、学びが業務に直結します。

②「考える」:Whyを問う主体性の育成

知識があるだけでは、ただの「物知り」です。それをどう使うか。

クラスコでは徹底して「Why(なぜ?)」を問います。

  • 「なぜ?」を問う文化:業務指示の際、単に「これをやって」とは言いません。「なぜこの業務が必要か?」「お客様にとってどんな価値があるか?」を理解させます。目的を知ることで、社員は工夫を始めます。
  • アウトプット型の研修:インプットだけで終わらせない。「フォローアップ研修」や社内SNSでの発信を通じ、自分の言葉で語る場を設けます。
  • 経営者目線の育成:管理職候補だけでなく、全社員に「事業収益」や「市場戦略」を学ばせます。「自分が社長ならどうするか?」という視座を持たせることが、自走への第一歩です。

③「実行」:とにかくやってみる(DO IDEA)

そして、最も重要なのが「実行(DO)」です。

どれだけ素晴らしい計画も、実行されなければ価値はゼロ。いや、時間を浪費した分マイナスかもしれません。

  • 計画が3割でも「GO」:完璧主義はスピードを殺します。特に繁忙期はスピードが命です。3割の完成度でも、まずは市場に出してみる。やってみる。
  • 高速のトライ&エラー:現場で実践し、即座にフィードバックを得る。このサイクルの速さが成長速度です。
  • 実行力を支える「TTS」:やると決めたら精神論で終わらせない。「TTS」=T(タスクブレイクダウン)・T(TODO化)・S(スケジュールへの落とし込み)を徹底し、実行を確実にします。

3. 「指示待ち」を撲滅する。自走型人材を生む3つの文化

仕組みがあっても、それを使う「文化(Culture)」がなければ機能しません。

多くの企業が「指示待ち社員が増えた」と悩みますが、それは社員の責任ではなく、「指示を待つ方が正解とされる文化」になってしまっているからです。

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