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小村典弘のブログ

ビジネスにおいてスピードは最大の価値

なぜ今、全ビジネスパーソンが生成AIを使いこなすべきなのか? (1)

こんにちは、クラスコの小村です。

経営者やリーダーとして日々多くの決断を迫られる中で、「やるべきこと」がつい後回しになってしまう……そんな経験はありませんか? 実は私自身も、かつてはタスクの優先順位付けに悩むことがありました。

しかし、ビジネスにおいてスピードは最大の価値です。 今回は、私が注目している脳科学の知見をベースに、個人のパフォーマンスだけでなく、組織全体を「すぐやるチーム」に変えるためのヒントを共有したいと思います。

朝の4時間が勝負?脳のゴールデンタイムを活用する

皆さんは、1日の中で最も頭が冴えている時間を把握していますか? 脳科学の観点では、**「起床から4時間後」**が最も脳の活動が活発になる時間帯だと言われています。

もし、この時間帯に頭がスッキリしていないなら、それは睡眠の質や量を見直すサインかもしれません。 私の場合、この「ゴールデンタイム」には、単純作業ではなく、経営戦略の策定や新規事業のアイデア出しなど、最もクリエイティブでエネルギーを使う仕事を充てるようにしています。

「すぐやる」ためには、気合や根性ではなく、脳がトップスピードで走れる時間に、適切なタスクを配置するという**「スケジューリングの技術」**が必要なのです。

「意思の力」に頼らない。環境という「スイッチ」

「家に帰って資格の勉強をしようと思ったのに、気づいたらテレビを見ていた」 これは誰にでも経験があることでしょう。実はこれ、意思が弱いからではないのです。

脳には**「目に入ったものに反応する」**という性質があります。

テレビのリモコンが視界に入れば、脳は無意識に「テレビを見る」という選択肢を準備してしまいます。一度そのモードに入ってから「いや、勉強だ」と切り替えるには、莫大なエネルギーが必要です。

これをビジネスに置き換えるとどうでしょうか? デスクの上に無関係な書類が山積みになっていたり、PCのデスクトップがアイコンだらけになっていたりしませんか? クラスコが推進する**「業務のデジタル化」や「ペーパーレス化」は、単なるコスト削減だけでなく、「余計な情報を視界に入れないことで、本来やるべき業務に集中する」**という脳科学的なメリットも生んでいるのです。

リーダーの「行動」は伝染する(ミラーニューロンの法則)

組織作りにおいて最も興味深いのが、**「ミラーニューロン」**の働きです。 これは、他者の行動を見るだけで、脳が「自分も同じ行動をしている」かのように反応する神経細胞のことです。

つまり、「すぐやらない上司」の元には、「すぐやらない部下」が育ちます。 逆に、リーダーが即断即決し、生き生きと行動している姿を見せれば、それは言葉で指示する以上にチーム全体へ「すぐやる」空気を伝播させます。

リーダーの役割とは、口先だけで「早くやれ」と指示することではありません。 自分自身が「すぐやる人」のモデルとなり、その背中をチームに見せること。 それが、生産性の高い組織を作る一番の近道だと私は考えています。

自分だけの「メンタル文法」を持つ

最後に、脳をその気にさせる言葉の力について。 人にはそれぞれ、モチベーションのスイッチが入る言葉(キーワード)があります。これを**「メンタル文法」**と呼びます。

  • 「ライバルに負けたくないから、すぐやる」

  • 「お客様の笑顔が見たいから、すぐやる」

  • 「早く終わらせてサウナに行きたいから、すぐやる」

理由はなんでも構いません。自分がしっくりくる言葉を見つけ、行動とセットにすることで、脳は自然とスタンバイ状態になります。

クラスコでは、常に新しいテクノロジーを取り入れ、業界の課題解決に取り組んでいます。私たちが立ち止まれば、業界の進化も遅れてしまう。そんな**「使命感」**が、私自身の強力なメンタル文法になっています。

皆さんの「すぐやるスイッチ」はどこにありますか? ぜひ、ご自身の脳の特性を理解し、ビジネスの加速に役立ててみてください。

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