失敗をしない者を信用してはならない
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ドラッカーは著作「マネジメント」の中でこのように述べている。
“成果とは長期のものである。すなわち、まちがいや失敗をしない者を信用してはならないということである。
それは、見せかけか、無難なこと、下らないことにしか手をつけない者である。
成果とは打率である。弱みがないことを評価してはならない。
そのようなことでは、意欲を失わせ、士気を損なう。
人は、優れているほど多くのまちがいをおかす。
優れているほど新しいことを試みる。 ”
「失敗できない」という状況ほど、人間を保守的にすることはないのだと思う
クレイトン・クリステンセンが指摘するように、大企業の中からイノベーションが起きにくい理由は、失敗を避けるからです。
無難に目標達成をしていたほうが評価が良いから、イノベーションが起きにくい、と言い換えることもできる。
「成果は打率であり、長期のものである」というドラッカーの言葉を、経営者はもう一度よく考えて見る必要がある。