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小村典弘のブログ

REAL ESTATE technology(リテック)

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【小村典弘】不動産DXの真髄「DO IDEA」で業界を再定義する。経営者が今、テクノロジーに投資すべき理由

経営者が今、テクノロジーに投資すべき理由

「不動産業界は、もっと面白くなる。テクノロジーという武器を手にすれば、私たちはもっと自由になれる。」

こんにちは、クラスコの小村典弘です。今、私たちの業界は歴史的な転換点に立っています。労働力不足、物件の老朽化、そして顧客ニーズの激変。これまでの「経験と勘」だけに頼る経営では、もはや生き残ることはできません。私はこの2年間、クラスコ独自のテクノロジー「REAL ESTATE technology(リテック)」の開発に全力を注いできました。本日は、その開発の裏側にある思想と、これからの経営者が進むべき道について、深くお話ししたいと思います。


1. 不動産業界のパラダイムシフト:なぜ今、変革が必要なのか

日本の不動産業界は、長らく「アナログの聖域」と呼ばれてきました。FAX、紙の台帳、電話でのやり取り……。しかし、その時代は終わりを告げようとしています。人口減少により、働き手の確保は困難を極め、一方で顧客はスマホ一つで最高水準のサービスを求めるようになっています。

「今まで通りで大丈夫だろう」という慢心は、経営における最大のリスクです。

私が危惧しているのは、「業務効率の停滞」が「顧客体験の低下」に直結し、それが最終的に「物件の資産価値下落」を招くという負の連鎖です。管理会社が忙殺され、建物の点検がおろそかになり、オーナー様への提案が遅れる。その結果、空室が増え、賃料が下がる。この連鎖を断ち切る唯一の手段が、テクノロジーの活用なのです。

これからの不動産経営に必要なのは、単なるIT導入ではありません。「テクノロジーを使って、いかに新しい価値を創造するか」という視点へのシフトです。


2. 「DO IDEA」:テクノロジーは「思想」を具現化するツールである

私は常々、「DO IDEA」という言葉を大切にしています。どんなに優れたアイデアがあっても、それを実行(DO)しなければ意味がありません。そして、その実行を加速させ、精度を高めるための装置がテクノロジーです。

「リテックを導入することが目的になってはいけない。その先にある『お客様の満足』や『オーナー様の収益最大化』、そして『社員の働きがいの向上』をデザインすることこそが、経営者の仕事である。」

クラスコが開発してきたシステムは、すべて現場の「不(不便、不安、不満)」を解消するために生まれてきました。現場で働く人間が「こんなのが欲しかった」と唸るものでなければ、業界は変わりません。 経営者がトップダウンで押し付けるDXではなく、現場の生産性を爆発的に高め、クリエイティブな仕事に集中できる環境を整える。それが私たちのリテック開発の根幹にある思想です。


3. クラスコが2年間で開発した「6つの武器」その詳細と戦略

クラスコでは、この2年間で業務変革を目的とした独自のReTech開発を猛スピードで進めてきました。これらは単体のツールではなく、組み合わせることで「不動産経営のフルデジタル化」を実現するエコシステムです。

プロダクト名 主な役割・目的
. 顧客分1析iPadアプリ 来店顧客の属性やニーズをリアルタイム集計。データに基づく経営判断を可能に。
2. Eラーニング 動画とテストによる社内教育の標準化。新入社員を即戦力化するトレーニング。
3. 物件点検iPhoneアプリ 現場点検の効率化。写真とチェック項目を同期し、報告書作成の手間を大幅削減。
4. 外壁診断アプリ 専門家の監修に基づいた高度な診断。大規模修繕の提案精度を飛躍的に向上。
5. WEBマニュアル 全業務のノウハウを可視化。「属人化」を排除し、組織全体のパフォーマンスを底上げ。
6. スマホ動画案内 非対面・遠隔での物件案内。顧客の時間価値を最大化し、成約率を高める。

これらのシステムを導入することで、クラスコの現場はどう変わったのか。そして、全国の不動産会社がどう変われるのか。その確信について詳しく述べていきます。


4. 顧客分析iPadアプリが変える「経営の解像度」

経営者にとって最も恐ろしいのは、「なぜ売れているのか」「なぜ売れていないのか」の理由が曖昧であることです。

従来の来店カードは紙で運用され、その情報は担当者の引き出しに眠っていました。それを集計して分析するには膨大な労力がかかり、結果が出る頃には市場のトレンドが変わっている……そんな状況が珍しくありませんでした。

「顧客分析iPadアプリ」は、このプロセスを根底から変えます。

お客様が自らiPadで条件を入力することで、

  • どの媒体を見て来店されたのか
  • 今、どのエリアの、どの価格帯に需要が集中しているのか
  • 決まらない理由は価格なのか、設備なのか、それとも立地なのか

これらのデータがリアルタイムで経営ダッシュボードに反映されます。

これにより、「なんとなく最近は郊外が人気らしい」という推測ではなく、「先週から〇〇エリアの2LDKを求める層が15%増加している。だから、あのオーナー様にリノベーションの提案をしよう」という具体的かつ高精度な経営判断が可能になるのです。これがデータ経営の第一歩です。


5. 人材教育を標準化するEラーニングとWEBマニュアルの衝撃

不動産業界の大きな課題は「教育」です。これまでは、先輩の背中を見て覚える、いわゆる「職人の世界」でした。しかし、この方法では育つのに時間がかかりすぎる上、教える側によってスキルのバラツキが出てしまいます。

「Eラーニング」と「WEBマニュアル」の導入は、この教育コストを劇的に下げ、サービスの質を均一化します。

クラスコでは、接客の基本から契約実務、さらにはクレーム対応まで、すべて動画コンテンツ化しています。新入社員は入社初日から、プロフェッショナルのノウハウを動画で学ぶことができます。さらに、テスト機能を備えることで、理解度を可視化し、曖昧なまま現場に出すリスクを排除しました。

「人は、自分ができることに喜びを感じる生き物です。」

教育体制が整っていることは、採用においても強力な武器になります。「この会社に入れば、自分は成長できる」という確信を応募者に与えられるからです。働き方改革の本質は、残業を減らすことだけではなく、「無駄な迷いを減らし、生産的に働く時間を増やすこと」にあると私は確信しています。


6. 資産価値を守り抜く。外壁診断と物件点検のデジタル化

不動産管理会社の真の価値は、「オーナー様の資産価値を最大化し続けること」にあります。そのためには、適切なタイミングでの修繕提案が欠かせません。

しかし、外壁の状態や屋上の防水状態を正確に判断するには、高度な専門知識が必要です。「物件点検iPhoneアプリ」と「外壁診断アプリ」は、このプロの眼をシステム化したものです。

一級建築士や外壁診断士の監修のもと開発されたこのソフトを使えば、現場スタッフが指示に従ってチェックを行い、写真を撮るだけで、精緻な診断レポートが作成されます。

「データに基づいた根拠のある提案」は、オーナー様からの信頼を揺るぎないものにします。

「なんとなく古くなったから塗り替えましょう」ではなく、「この診断結果から、3年以内に浸水のリスクが〇%あります。今、修繕することで将来のコストを〇〇万円削減できます」という提案ができるかどうか。これが、選ばれる管理会社と、淘汰される管理会社の決定的な差になります。


7. 経営者が今すぐ実践すべき3つのアクションプラン

ここまで読んでくださった皆様の中には、「自分の会社でどこまでできるだろうか」と感じている方もいるかもしれません。しかし、変革は一歩ずつで構いません。今すぐ取り組める具体的なアクションを提案します。

アクション1:社内の「アナログ業務」をすべて洗い出す

まずは、社員が何に時間を奪われているかを可視化してください。報告書の作成、鍵の受け渡し、同じ説明の繰り返し。それらはテクノロジーで解決できることではありませんか?「不便」を放置しない姿勢が、DXの第一歩です。

アクション2:教育の「標準化」に着手する

トップ営業マンのノウハウを、スマホ一台で動画に収めることから始めてください。それは会社の「資産」になります。誰でも同じクオリティのサービスが提供できる体制を作ることが、経営の安定につながります。

アクション3:データを「意思決定の真ん中」に置く

勘に頼るのをやめ、数字を見ましょう。クラスコの顧客分析アプリのようなツールを活用し、顧客が何を求めているのかを客観的に捉える仕組みを作ってください。事実に勝る説得力はありません。

 

先日開催した新商品発表会では、100名を超える不動産会社様にお集まりいただき、すでに多くの反響をいただいています。テクノロジーの導入は早いほど、その先行者利益は大きくなります。もしご興味があれば、この機会を逃さないでください。


8. まとめ:未来を創るのは「テクノロジー×人間力」

テクノロジーが進化した先にあるのは、人間が疎外される世界ではありません。むしろ逆です。「人間にしかできない仕事」の価値が、より高まる世界です。

煩雑な事務作業やデータ集計をマシンに任せることで、私たちはもっとお客様の人生に寄り添い、オーナー様の夢を叶えるための提案に時間を使えるようになります。

クラスコはこれからも、自社のためだけでなく、日本の不動産業界全体がより良く、より魅力的な場所になるよう、システム開発の手を緩めることはありません。今年も、オーナー様にさらに喜んでいただける大きなシステム開発を進行中です。完成を楽しみにしていてください。

「業界を変えるのは、他でもない私たちです。」

共に、不動産業界の新しいスタンダードを創っていきましょう。

 

 

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