マネージャーに送る言葉17
リクルートの創業者 江副浩正氏が晩年に遺したマネジメント論。
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第17章
業績と成長は不可分であって、高い業績なくしてマネージャーの成長はありえない。
マネージャー自身の高いモチベーションが業績を生み、成長を実現するのである。
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このシリーズ、そう言えばしばらくお休みしていました…
残り4回となりましたので、頓挫しないように続けたいと思います。
江副さんの言葉の通りだと、私も思います。
組織は“マネージャー次第”ですから、より業績を上げるためには、マネージャーの成長とモチベーションが絶対に必要となります。
と、こう書くと、マネージャーとしては大きなプレッシャーになると思います。
日頃、私もこういう風に言っているかもしれませんが、実は考え方は少し(ニュアンスが)違って、マネージャーやスタッフが成長すると、それが相乗効果を生んで、会社が大きく成長します。
そして、そもそも「成長」というのは、一方向ではなく、一つの価値では有りません。
成長ってどういう事?
と、聞くと返ってくる答えは一つではありませんよね。
例えば、「知識や技術を身に付けること」であったり
「人に認められること」であったり
「自分自身に負荷や課題を課して、それを乗り切ること」と思ってる人や
「経験を積み重ねること」を成長だと思ったり…
毎日の仕事や生活の中で、人は必ず成長しているのですが、それを実感できるかどうかは、「自分がなりたい自分」に近づけているかどうかが大きいと思います。
なので、まずは「自分がどうなりたいか」というヴィジョンや目標を持つことが大切で、その自分になるために、一つづつ歩み続ければ、人は必ず成長します。
それをしっかりイメージできないと、モチベーションも下がり、上手くいかなくなります。
モチベーションも、毎日の仕事や結果に大きな影響を与えますので、次回は、モチベーションについて書きたいと思います。
