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空室を埋める「顧客視点」。クラスコ流、現場で活きる空室対策の極意

こんにちは、クラスコ代表の小村典弘です。

 

昨今、空室対策は不動産経営における最重要課題の一つと言えるでしょう。市場の競争が激化する中で、いかにして入居者のニーズに応え、選ばれる物件にしていくか。その答えは、机上の空論ではなく「現場」にこそあると私は考えています。

 

先日、クラスコのスタッフ向けに空室対策の現場勉強会を実施しました。お客様が物件を初めて目にする瞬間から、実際に部屋で生活するイメージを持つまで、あらゆる視点から徹底的にチェックを行うものです。今回は、その勉強会の内容を一部ご紹介しながら、私が考える空室対策の極意についてお話ししたいと思います。

 


 

現場に潜む改善のヒント

 

勉強会では、まず物件の外観から細かくチェックしていきます。

看板の位置や状態:看板は物件の顔です。見やすく、清潔感があるか?物件名やロゴタイプは適切か?第一印象を大きく左右します。

ゴミ箱の状態:ゴミの分別は適切か?清潔に保たれているか?入居者の生活レベルを推測させるポイントです。

自転車置き場の整理状況:自転車は整頓されているか?スペースは十分か?利用者のマナーや物件管理の質が表れます。

駐車場の線引き:線が薄れていないか?駐車しやすいか?車の出し入れのスムーズさは入居者の満足度に直結します。

グレーチングの安全性:グラつきはないか?小さなことですが、安全に関わる部分は徹底的にチェックが必要です。

 

次に、エントランスへと進みます。

集合ポストのチェック:前入居者のシールが残っていないか?チラシが溢れていないか?細部まで清掃が行き届いているかが重要です。

照明の状態:暗くないか?明るく、安心感を与える雰囲気か?夜間の印象は特に大切です。

掲示板の状態:古い広告物が掲示されていないか?掲示板自体が劣化していないか?情報発信源として機能しているかを確認します。

清掃状況:共用部分全体の清掃は行き届いているか?清潔さは入居意欲を大きく左右します。

 

そして、いよいよ空室の中へ。

決まる部屋作りになっているか?:ターゲット層に合わせた内装、設備になっているか?間取りは時代に合っているか?

人気の設備が付加されているか?:エアコン、インターネット環境、独立洗面台など、現代の入居者が求める設備は整っているか?

適正家賃なのか?:周辺の類似物件と比較して、家賃設定は適切か?データに基づいた分析が不可欠です。

 

今回の現場チェックでは、各ポイントを動画で撮影しました。これは今後、Eラーニングでの教育システムとして活用するためです。社内の人材育成はもちろん、将来的には不動産会社向けの教育コンテンツとしても展開していきたいと考えています。

 


 

DO IDEA が導く、顧客視点の空室対策

 

私が常に大切にしている考え方、それが「DO IDEA」です。

Dream(夢):どんな未来を実現したいか?

Objective(目的):そのために何を達成すべきか?

Idea(アイデア):どのようにそれを実現するか?

Design(設計):具体的にどのように実行するか?

Action(行動):実際に行動する。

 

空室対策においても、この「DO IDEA」の考え方は非常に有効です。

まず、「空室をなくし、満室経営を実現する」という夢を描き、そのために「入居者の満足度を高め、競争力のある物件にする」という目的を設定します。そして、「顧客視点を徹底的に取り入れた現場主義の対策」というアイデアに基づき、今回の勉強会のような設計と行動へとつなげていくのです。

 


 

今日からできる!空室対策チェックリスト

 

<外観チェック>

☑ 看板は見やすく、清潔ですか?

☑ 物件名・ロゴタイプは適切ですか?

☑ ゴミ箱は清潔に管理されていますか?

☑ 自転車置き場は整理されていますか?

☑ 駐車場の線引きは明確ですか?

☑ グレーチングにグラつきはありませんか?

 

<エントランスチェック>

☑ 集合ポストに前入居者のシールは残っていませんか?

☑ ポストは清潔ですか?チラシで溢れていませんか?

☑ エントランスは明るく安心感がありますか?

☑ 掲示板に古い広告物はありませんか?

☑ 共用部分の清掃は行き届いていますか?

 

<空室チェック>

☑ ターゲット層に合った部屋作りになっていますか?

☑ 人気の設備(ネット、独立洗面台等)は付いていますか?

☑ 家賃設定は適正ですか?

☑ 室内は清潔に保たれていますか?

☑ 設備は正常に作動しますか?

 


 

テクノロジーを活用した効率的な空室対策

 

近年、不動産テックの進化は目覚ましいものがあります。VR内見、オンライン契約、スマートロックなど、テクノロジーを活用することで、入居希望者の利便性を高め、空室期間を短縮することが可能です。

 

また、AIを活用した家賃査定やマーケティング分析も、より効果的な空室対策に繋がります。クラスコでも積極的にこれらの技術を取り入れ、業務効率化と顧客満足度向上を両立させる取り組みを続けています。

 


 

まとめ:顧客視点こそが満室経営の鍵

 

今回のブログでは、空室対策の現場勉強会の様子と、私が考える空室対策の極意についてご紹介しました。

 

改めて強調したいのは、空室を埋めるために最も大切なのは「お客様の視点に立つこと」です。

入居希望者が何を求め、何に不満を感じるのか。それを現場で肌で感じ、改善に繋げていく。

 

この「基本」に立ち返ることが、満室経営への一番の近道だと私は確信しています。

 

不動産オーナー、経営者の皆様におかれましては、ぜひ今回の内容を参考に、ご自身の物件を見つめ直してみてください。そして、共にこの空室時代を乗り越え、不動産業界の未来を切り拓いていきましょう。

 


 

株式会社クラスコ

代表取締役社長

小村 典弘

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出版記念セミナー&祝賀会を開催頂きました

 

2月26日(日)「不動産経営はデザイン力で変わる」出版記念祝賀会を開催いただきました

昨年12月、週刊住宅新聞社より、クラスコの取り組みをまとめた一冊『不動産経営はデザイン力で変わる』が発売されました。

つきましては無事出版を迎えたことを記念いたしまして、出版記念セミナーと祝賀会を開催いただきました。

当セミナーでは、創業50年の老舗不動産管理会社であるクラスコが、全国No.1の店舗数を誇るリノベーションブランド(※リフォーム産業新聞調べ)企業に進化した戦術をご説明します。

リノベーション成功事例をはじめ、総合力を活かした店舗プロデュース、リブランディングなどの取り組みをご紹介させていただきました

たくさんご参加いただきありがとうございました

 

 

クラスコではデザインを大事にしています

2011.11にクラスコデザインスタジオを創業し、今では20名の規模まで拡大しました

クラスコデザインスタジオでは不動産のデザインやプロモーション開発や

社内デザインやクリエイティブの創造、また社外案件も今では依頼もいただけるようになり

全国での事例を日々創造していっています

 

不動産とデザインのシナジー効果で

不動産の価値が飛躍的に上がる

成功事例がたくさんあります。これからのお部屋はコンセプトを開発し

お客様に楽しい暮らしをしてもらうようなお部屋作りが大事になってきます。

インターネットが普及する現在、お客様から選ばれることがより重要になってきています。

 

 

 

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