【小村典弘の視点】バーチャル内見が変える人材育成。NODALVIEWと「きょういくん」の可能性
目次
- 社員研修も非対面へ – NODALVIEWと「きょういくん」の連携
- バーチャル内見が研修を変える – 臨場感あふれる学び
- 建物点検研修を革新 – 現地に行かずにプロの視点を育成
- コロナ禍で見えた新たな可能性 – テクノロジー活用の加速
- NODALVIEWのポテンシャル – バーチャル内見を超えた活用
- 「きょういくん」との相乗効果 – 教育の質と効率を向上
- クラスコのDO IDEA – 変化をチャンスに変える革新
- まとめ – テクノロジーで拓く、不動産業界の未来
本文
1. 社員研修も非対面へ – NODALVIEWと「きょういくん」の連携
新型コロナウイルス感染症の拡大は、私たちの働き方だけでなく、人材育成のあり方にも大きな変化をもたらしました。集合研修の実施が困難になる中、私たちは、非対面でも質の高い研修を提供するための新たな方法を模索する必要に迫られました。
そこで着目したのが、スマートフォンで手軽に360°バーチャル内見を作成できるアプリ「NODALVIEW」と、不動産業界に特化したeラーニングシステム「きょういくん」の連携です。これまで、NODALVIEWは主にお客様向けのバーチャル内見ツールとして活用してきましたが、その技術を社員教育にも応用できるのではないかと考えました。
2. バーチャル内見が研修を変える – 臨場感あふれる学び
NODALVIEWで撮影した360°画像を「きょういくん」のeラーニング上に埋め込むことで、あたかも実際に物件の中にいるかのような臨場感のある研修が可能になります。
例えば、これまで座学で行っていた物件の構造や設備の研修も、360°画像を活用することで、細部まで確認しながら学ぶことができます。インフォメーションマークを埋め込めば、特定の箇所に動画や写真、文章などの情報を紐付けることができ、より理解を深めることができます。
このバーチャル内見を活用した研修は、時間や場所の制約を受けないため、効率的な学習が可能になります。また、新入社員だけでなく、経験豊富な社員にとっても、新たな視点や知識を得る良い機会となるでしょう。
3. 建物点検研修を革新 – 現地に行かずにプロの視点を育成
特に効果を発揮するのが、建物点検に関する研修です。通常、建物点検は、実際に物件を訪れ、点検箇所やチェック項目について研修を行います。しかし、事前にNODALVIEWで物件を360°撮影しておけば、現地に行かなくても、バーチャル空間で建物の中を歩き回りながら研修を行うことができます。
まず、「きょういくん」のWeb講義で、点検に必要な知識や点検項目について学びます。その後、テストで理解度を確認します。そして、インフォメーションマークが埋め込まれた360°画像を見ながら、建物の点検ポイントを学びます。最後に、別の360°画像上で建物点検をシミュレーションしながら、再度テストで理解度をチェックするという流れです。
このバーチャル建物点検研修の最大のメリットは、安全かつ効率的に、プロの視点を育成できることです。実際の物件で研修を行う場合、移動時間や安全確保などの課題がありますが、バーチャルであれば、それらの問題をクリアできます。また、繰り返し研修を行うことも容易であり、より深い理解に繋がります。
4. コロナ禍で見えた新たな可能性 – テクノロジー活用の加速
今回のNODALVIEWと「きょういくん」の連携は、新型コロナウイルス感染防止対策の一環として始まりましたが、その効果は予想をはるかに上回るものでした。
非対面でも質の高い研修が可能になるだけでなく、時間や場所の制約を受けない効率的な学習、そしてコスト削減にも繋がります。コロナ禍という危機の中で、私たちは、テクノロジーの新たな可能性を改めて認識し、その活用を加速させる必要性を痛感しました。
5. NODALVIEWのポテンシャル – バーチャル内見を超えた活用
NODALVIEWは、単なるバーチャル内見ツールとしてだけでなく、様々な分野で活用できる可能性を秘めています。今回の社員研修への応用はその一例に過ぎません。
例えば、物件管理においては、定期的な点検や修繕履歴の記録などに活用することで、業務効率化や品質向上に繋がる可能性があります。また、災害時の状況把握や、遠隔地からの物件確認など、新たな活用方法も考えられます。
私たちは、NODALVIEWの持つポテンシャルを最大限に引き出し、不動産業界の様々な課題解決に貢献していきたいと考えています。
6. 「きょういくん」との相乗効果 – 教育の質と効率を向上
「きょういくん」は、不動産業界に特化したeラーニングシステムであり、豊富な学習コンテンツと使いやすいインターフェースが特徴です。今回のNODALVIEWとの連携により、「きょういくん」の教育効果はさらに高まりました。
360°画像による臨場感のある学習体験は、社員のモチベーション向上にも繋がり、学習効果を高めることが期待できます。また、管理者は、社員の学習進捗状況をリアルタイムで確認できるため、きめ細やかなフォローアップが可能になります。
私たちは、「きょういくん」を通じて、不動産業界全体の教育水準の向上に貢献していきたいと考えています。
7. クラスコのDO IDEA – 変化をチャンスに変える革新
クラスコは、創業以来、「DO IDEA」という理念を大切にしてきました。これは、常識にとらわれず、新しい発想で行動し、変化を恐れずに挑戦し続けるという私たちの姿勢を表すものです。
今回のNODALVIEWと「きょういくん」の連携も、まさにこの「DO IDEA」から生まれた革新的な取り組みです。コロナ禍という大きな変化の中で、私たちは、テクノロジーを積極的に活用することで、新たな価値を生み出すことができました。
私たちは、これからも「DO IDEA」の精神を胸に、常に新しいことに挑戦し、不動産業界の未来を切り拓いていきたいと考えています。
8. まとめ – テクノロジーで拓く、不動産業界の未来
スマートフォンで作成できる360°バーチャル内見アプリ「NODALVIEW」と、不動産業界特化型eラーニングシステム「きょういくん」の連携は、社員研修のあり方を大きく変える可能性を秘めています。
バーチャル内見による臨場感のある学習体験は、社員の理解度を深め、効率的なスキルアップを可能にします。また、建物点検研修においては、安全性と効率性を両立させ、プロの視点を育成することができます。
今回の取り組みは、コロナ禍という危機の中で生まれましたが、テクノロジーを活用することで、不動産業界の様々な課題を解決できる可能性を示唆しています。クラスコは、これからも「DO IDEA」の精神を胸に、テクノロジーの力を活用し、不動産業界の未来を創造していきます。
まとめ
コロナ禍を機に加速した、テクノロジーを活用した社員研修の新たな形。スマートフォンで作成できる360°バーチャル内見アプリ「NODALVIEW」と、不動産業界特化型eラーニングシステム「きょういくん」の連携は、まさにその象徴と言えるでしょう。臨場感あふれるバーチャル空間での研修は、社員の学習意欲を高め、効率的なスキルアップを実現します。特に建物点検研修においては、安全性と効率性を両立させながら、プロの視点を育成できるという点で、大きな革新をもたらしました。クラスコは、これからも「DO IDEA」の精神を胸に、テクノロジーの力を活用し、不動産業界の未来を切り拓いていきます。