石川県内仲介件数 11年連続No.1

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【思考を解放せよ】壁一面のホワイトボードが生まむ革新

未来の不動産ビジネス (4)
「発想の限界は、空間の限界を超えることはない。」

これは、私が日頃から強く感じていることです。役員室の壁一面をホワイトボードにしたのは、まさにこの信念に基づいています。小さなノートやパソコンの画面に閉じ込められた思考は、どうしてもスケールが小さくなりがちです。しかし、広大なキャンパス、つまり壁一面のホワイトボードは、思考を解き放ち、自由な発想を促します。

今日の不動産業界を取り巻く環境は、かつてないほどのスピードで変化しています。テクノロジーの進化、顧客ニーズの多様化、そして働き方の変革。これらの変化に対応し、未来を切り拓くためには、従来の枠にとらわれない大胆な発想が不可欠です。

なぜ、壁一面のホワイトボードなのか?
私が壁一面のホワイトボードにこだわる理由は、以下の3点に集約されます。

思考の可視化と共有: 複雑なアイデアも、図や線で可視化することで、全体像を把握しやすくなります。また、チームで囲みながら議論することで、多角的な視点を取り入れ、より深い思考へと発展させることができます。
偶発的な発見と連想: 制限のない空間に自由に書き出すことで、予期せぬアイデアが生まれたり、既存のアイデア同士が結びつき、新たな発想が生まれることがあります。これは、デジタルツールではなかなか得られない、アナログならではの利点です。
思考のスピードと熱量: キーボードを叩くよりも、ペンを走らせる方が、思考のスピードに追いつきやすく、アイデアの熱量をそのまま表現できます。特に初期段階のアイデア出しにおいては、このスピード感と熱量が重要になります。
壁一面のホワイトボードから生まれたDO IDEA
実際に、壁一面のホワイトボードから生まれたアイデアは数多くあります。

アイデアは、最初は小さな点に過ぎませんでしたが、壁一面のホワイトボードという自由な空間で思考を重ねるうちに、具体的な形となり、事業として実現に至りました。

思考のキャンパスを広げるための3つのアクション
壁一面のホワイトボードは、あくまで思考のキャンパスを広げるためのツールの一つに過ぎません。重要なのは、そのツールを最大限に活用し、常に新しい発想を生み出すための姿勢です。ここでは、読者の皆様が自身の思考のキャンパスを広げるために、今すぐ取り組める3つのアクションを提案します。

①既存の枠組みを疑う: 当たり前だと思っていること、慣習となっていることを、一度疑ってみましょう。「本当にそうなのか?」「もっと良い方法はないのか?」という問いかけが、新しいアイデアの出発点となります。
②多様な視点を取り入れる: 異なる業界の人と話したり、普段読まないジャンルの本を読んだりすることで、自分の専門分野とは異なる視点を取り入れることができます。異質なものとの出会いの中に、革新的なアイデアのヒントが隠されています。
③インプットとアウトプットのバランス: 常に新しい情報をインプットするだけでなく、得られた情報を自分なりに解釈し、アウトプットする習慣を持つことが重要です。壁一面のホワイトボードは、まさにアウトプットの最適な場と言えるでしょう。
テクノロジーとアナログの融合が生み出す未来
もちろん、テクノロジーの進化は目覚ましく、不動産業界においてもAIやIoTといった先端技術の活用は不可欠です。しかし、テクノロジーはあくまでツールであり、それを使いこなす人間の発想力こそが、真の価値を生み出す源泉です。

壁一面のホワイトボードのようなアナログなツールと、最先端のデジタルテクノロジーを融合させることで、私たちはこれまで想像もしなかったような革新的なサービスや価値を生み出すことができると確信しています。

壁一面ホワイトボード

まとめ:思考の大きさが、未来を切り拓く
「思考の大きさはキャンパスの大きさで決まる」

この言葉を胸に、これからも私たちは、壁一面のホワイトボードを活用し、自由な発想を大切にしながら、お客様の「楽しい」を実現するための新たなアイデアを形にしていきます。

不動産オーナーの皆様、経営者の皆様、そして業界関係者の皆様。変化の激しい時代だからこそ、思考のキャンパスを広げ、共に未来を切り拓いていきましょう。

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【不動産経営の新潮流】クラスコ「DEZAKABE」が拓く空室改善と高収益化戦略

クラスコ「DEZAKABE」が拓く空室改善と高収益化戦略

【不動産経営の新潮流】なぜクラスコは「DEZAKABE」に賭けるのか?空室率改善と入居者体験価値向上のための戦略

皆さん、こんにちは。株式会社クラスコ代表取締役社長の小村典弘です。今回は、私たちクラスコが新たに開発に着手した、個性豊かなオリジナル壁紙「DEZAKABE(デザカベ)」について、その背景、特徴、そして不動産業界にもたらす可能性について深く掘り下げていきたいと思います。このプロジェクトは、単なる新しい商品開発という枠を超え、私が常々提唱している「DO IDEA」の精神を体現し、不動産経営のあり方に新たな視点を投げかけるものだと確信しています。

迫りくる空室問題。不動産経営者が直面する現実

ご存知の通り、日本の不動産業界は、人口減少という фундаментальный( фундаментальный )な構造変化に直面しています。特に賃貸住宅市場においては、供給過多の状態が年々深刻化しており、空室率の上昇は目を覆うばかりです。かつてのように、物件を建てれば入居者が自然と集まるという時代は、もはや過去の遺物と言わざるを得ません。多くの不動産経営者が、築年数の経過と共に低下する物件の競争力、そしてそれに伴う家賃の下落という厳しい現実に直面しています。

このような状況下で、多くのオーナーが安易に走りがちなのが、価格競争という消耗戦です。しかし、これは一時的な効果しか期待できず、長期的に見れば物件の価値を毀損し、収益性を悪化させる負のスパイラルに陥る危険性があります。家賃を下げれば、当然収益は悪化し、修繕費や管理費を圧迫し、結果的に物件の質が低下するという悪循環を生み出すのです。だからこそ、私たちは価格競争に頼るのではなく、物件そのものの価値を高め、競合物件との差別化を図る戦略が不可欠だと考えています。

空室改善の鍵は「個性」。没個性な部屋からの脱却

では、どのようにして物件の価値を高め、差別化を図れば良いのでしょうか?その答えの一つが、「個性」です。既存の賃貸住宅の多くは、画一的で没個性的な内装であり、入居者の心に響くような魅力に欠けていると言わざるを得ません。どの部屋も同じような白い壁、ありきたりのフローリング。これでは、入居希望者の心を掴むことは難しく、結果として価格競争に巻き込まれてしまうのは必然です。

そこで、私たちは一般的な壁紙にはない、個性的なオリジナルデザインの壁紙「DEZAKABE」の開発に着手しました。これは、空室に悩む物件オーナーにとって、費用を抑えながら物件の魅力を劇的に向上させるための、革新的なソリューションになると確信しています。大規模なリノベーションには多大な費用と時間が必要となりますが、壁紙の貼り替えであれば、比較的短期間かつ低コストで、物件の印象を大きく変えることができるのです。

「DEZAKABE」がもたらす革新性。アートと暮らすという体験価値

「DEZAKABE」の最大の特徴は、その圧倒的なデザイン性にあります。専門のデザイナーが手がけた、他にはない個性的なオリジナルデザインは、まるで一枚の絵画のように、部屋の雰囲気を一変させます。これにより、入居者は単に「住む場所」を提供するだけでなく、「アートと暮らす」という、これまでにない体験価値を得ることができるのです。

さらに、「DEZAKABE」は、オーダーメイド形式で提供されるため、貼りたい壁のサイズに合わせてデザインを調整することが可能です。これにより、デザインが途中で途切れることなく、壁一面をダイナミックなアートとして表現することができます。既存の壁紙にありがちな、単調な模様の繰り返しもないため、部屋全体に únicos( ユニークな )で洗練された印象を与えることができます。

私たちは、「DEZAKABE」を通じて、物件オーナーには空室改善と収益向上を、入居者には日々の生活に彩りと豊かさをもたらすことを目指しています。これは、単なる壁紙の提供に留まらず、不動産経営の新たな可能性を拓く挑戦だと考えています。

モデルルームでの実証。家賃アップと早期入居という成果

「DEZAKABE」の効果を検証するため、私たちは石川県金沢市内の空室に実際に「DEZAKABE」を施工したモデルルームを公開しました。その結果は、私たちの期待を大きく上回るものでした。なんと、「DEZAKABE」を施工した部屋は、周辺の аналогичные( アナロガス )な物件と比較して、家賃を4000円アップしても、早期に入居が決まったのです。これは、「DEZAKABE」が物件の競争力を高め、入居希望者にとって大きな魅力となることを証明する、紛れもない事実です。

この結果は、価格競争に陥りがちだった不動産経営において、デザインという新たな価値を付加することで、収益性を向上させることができる可能性を示唆しています。物件オーナーは、初期投資を抑えながら、家賃収入を増やし、空室期間を短縮することができる。入居者は、他にはない個性的な空間で、より豊かな生活を送ることができる。これは、まさにWin-Winの関係を築くことができる、革新的なソリューションだと確信しています。

「DEZAKABE」が描く、不動産経営の未来

「DEZAKABE」の開発は、単なる商品ラインナップの拡充ではありません。これは、私たちが長年抱いてきた、不動産業界に対する問題意識、そして未来への vision( ビジョン )を具現化したものです。人口減少という避けられない現実を前に、従来のやり方に固執するのではなく、新しい発想と технологические( テクノロジカル )な進化を取り入れ、不動産経営のあり方を根本から変えていく必要がある。そうした強い思いが、「DEZAKABE」の開発を後押ししました。

私たちは、「DEZAKABE」を通じて、物件オーナーには、空室という長年の悩みを解決し、安定的な収益を確保するための新たな選択肢を提供したいと考えています。そして、入居者には、単に「住む」だけでなく、「暮らす」という視点から、より豊かで творческий( クリエイティブ )なライフスタイルを提案したい。これは、不動産会社としての社会的責任を果たすと同時に、新たな価値創造を通じて、業界全体の活性化に貢献するための、私たちの挑戦なのです。

【不動産経営の新潮流】クラスコ「DEZAKABE」が拓く空室改善と高収益化戦略

 

今後の展開と、不動産経営者へのメッセージ

今後の展開と、不動産経営者へのメッセージ

現在、私たちは不動産会社向けの商品パッケージの提供開始を、2019年夏ごろに予定しています。これにより、全国の不動産会社が「DEZAKABE」を容易に導入し、それぞれの物件の個性と魅力を最大限に引き出すことが可能になります。また、今後は「DEZAKABE」のデザインバリエーションをさらに拡充し、さまざまなニーズに対応できるような商品開発を進めていく予定です。

最後に、全国の不動産経営者の皆様に、私から切にお願いしたいことがあります。それは、目の前の価格競争に囚われることなく、物件の持つポテンシャルを最大限に引き出すための、新しい視点と戦略的な思考を持つということです。「DEZAKABE」は、そのための有効なツールの一つに過ぎません。大切なのは、常に変化する市場の動向を敏感に捉え、新しいテクノロジーやアイデアを積極的に取り入れ、自社のビジネスモデルを継続的にアップデートしていく姿勢です。

私たちクラスコは、「DO IDEA」の精神のもと、これからも不動産業界の未来を切り拓くための、革新的なソリューションを提供し続けていきます。「DEZAKABE」はその第一歩です。共に未来を創造していくことができる日を、心から楽しみにしています

[ DEZAKABE Webサイト ]
http://dezakabe.jp

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Renottaベンチマークで全国の成功モデルを吸収し、高知から新たな価値創造へ

今回の高知でのRenottaベンチマークは、全国の加盟店様が集まり、さまざまな成功事例やノウハウを共有する貴重な機会です。

 

Renottaは、中古住宅に新たな価値を加えるリノベーションブランドであり、加盟店様それぞれが地域の特性やニーズに合わせて個性的なリノベーションを展開しています。

 

高知では、空室対策に成功した取り組みや、地域に根ざしたデザイン性の高い事例、自治体との連携による地域活性化事例などが紹介される予定です。これらの情報を現地で直接吸収することで、自社に持ち帰り、より良い取り組みへと発展させるヒントを得たいと考えています。

 

高知という土地から、全国に通用する新たな革新が生まれることを期待しています。

 


 

地域活性化と不動産価値向上、Renottaの可能性を再認識する

 

Renottaの価値は、単に空室を埋めることにとどまりません。地域に眠るポテンシャルを再発見し、不動産の資産価値を高め、街に活気を取り戻す力があります。

 

たとえば、地域材を使ったデザインや、歴史・文化を反映させたリノベーションは、地域への愛着を育み、住民の誇りにもつながります。これが、空き家再生や地方移住促進といった社会課題の解決にも寄与するのです。

 

今回の高知ベンチマークを通じて、Renottaの可能性を再確認し、さらなる進化に繋げたいと思います。

 


 

まとめ:移動は“投資”、出会いは“革新”の源泉

 

久しぶりの空の旅となった今回の移動は、移動手段の選択や移動時間の使い方について再考する良いきっかけとなりました。

 

そして何より、全国から集まるRenotta加盟店様との出会いは、私にとって新しいアイデアや価値観と出会う革新の源です。

 

これからの時代、私たちはますます変化に柔軟に、そして主体的に対応していかなければなりません。そのためには、日常のあらゆる瞬間を投資と捉え、未来への準備に充てていくことが重要だと感じます。

 

高知での出会いと学びを通して、また一歩、未来に近づくことができればと思います。

 

株式会社クラスコ

代表取締役社長 小村典弘

 


 

 

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モーニングミーティング 2018.09

【不動産テック最前線】生活者の質を高める住環境革命、Retechが切り拓く未来

 

こんにちは、小村典弘です。今回は、急速な進化を遂げ、不動産業界に大きな変革をもたらしている「不動産テック」について、そして私たちが注目する「Retech」が切り拓く未来の可能性について、深く掘り下げていきたいと思います。

 


 

停滞する不動産業界のDX、顧客視点の変革こそが鍵

 

近年、AI、IoT、ビッグデータといったテクノロジーの進化は目覚ましく、さまざまな産業でデジタルシフトが加速しています。しかし、不動産業界では、その波に十分に乗り切れていない現状があると感じています。

 

確かに、VRを活用した物件紹介やオンラインでの契約手続きなど、部分的なデジタル化は進んでいます。けれども、お客様のサービス向上という視点で見ると、まだまだ改善の余地が大きいのが現実です。

 


 

小村典弘のDO IDEA:IoT導入で体感した、顧客体験価値向上の本質

 

私自身、数か月前から自宅にIoT機器を導入し、その便利さを日々実感しています。スマートスピーカーに話しかけるだけで照明やエアコンを操作できたり、外出先からスマートフォンで家電のオン/オフを切り替えられたり。生活の質が格段に向上しました。

 

この体験を通して私は確信しました。これからの不動産業界は、単に「住む場所」を提供するのではなく、「生活の質を高める住環境」を提供していく必要がある。そして、それを実現する鍵がRetech(Real Estate Tech)です。

 


 

Retech活用で実現する、新しい不動産ビジネスモデル

 

Retechは、不動産業界に革新をもたらす可能性を秘めています。

 

たとえば賃貸管理では、AIを活用した入居者対応や、IoTセンサーによる物件管理の自動化が進めば、業務効率化と入居者満足度の向上の両立が可能になります。

 

売買仲介においても、オンラインでの内覧やAIによる最適な物件提案があれば、時間や場所にとらわれない新たな体験をお客様に提供できます。

 

さらに、地域情報と連携したコンシェルジュサービスや、入居者同士の交流を促すコミュニティプラットフォームなど、従来にはなかったサービスも創出可能です。

 

重要なのは、テクノロジーを単なる効率化ツールと捉えるのではなく、「顧客体験を再定義し、新たな価値を創造するためのエンジン」として活用することです。

 


 

今すぐ始めるべき!不動産オーナー・経営者のためのRetech導入ステップ

 

Retechに可能性を感じても、どこから手をつければよいか分からない方もいらっしゃるかもしれません。そこで、導入へのステップを6つご紹介します。

1. 情報収集と学習

まずはRetechに関する最新情報や事例を積極的に集めましょう。セミナーや業界イベント、専門メディアの活用もおすすめです。

2. 課題の明確化

自社の抱える課題(例:入居率の低下、管理コストの増大、顧客満足度の低下)を洗い出し、Retechで解決できる領域を特定しましょう。

3. スモールスタート

いきなり大規模に導入するのではなく、小さな成功体験を積み重ねることが重要です。一部の物件でスマートロックやオンライン内覧を導入してみるなどが効果的です。

4. パートナーシップ

信頼できるRetechベンダーと連携し、自社に最適なソリューションを提案してもらいましょう。

5. データ活用

導入によって得られるデータをしっかりと分析・活用することで、効果測定と改善に繋げることができます。

6. 組織体制の整備

IT人材の育成や部署間の連携体制の構築も、成功のために不可欠です。

 


 

まとめ:テクノロジーは変革のエンジン、顧客価値創造への投資

 

今回のテーマで改めてお伝えしたいのは、テクノロジーは単なる「便利な道具」ではなく、不動産業界にとって変革を生むエンジンであるということです。

 

そして、その目的は業務の効率化ではなく、お客様に新たな価値を提供すること。住まいに求められる価値が「空間」から「体験」へとシフトしている今こそ、Retechの導入が必要です。

 

不動産オーナー・経営者の皆様には、ぜひこのチャンスを捉えてRetechの導入を検討していただきたいと思います。未来の不動産業界では、テクノロジーを活用し、顧客目線を持つ企業こそが生き残っていくでしょう。

 

今こそ、変化を恐れず未来への投資として、Retechを取り入れる一歩を踏み出すべき時です。

 

株式会社クラスコ

代表取締役社長 小村典弘

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「座りすぎは寿命を縮める」衝撃の事実。働き方改革を

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「1時間座りっぱなしで、寿命が22分縮まる」——。

この衝撃的なデータを目にしたとき、私は背筋が凍る思いがしました。私たち不動産経営者は、日々の業務でデスクワークが多く、長時間座っていることが当たり前になっています。しかし、それは健康を害し、寿命を縮めている可能性があるというのです。

「働けば働くほど不健康になる」。そんな状況を放置することはできません。従業員の健康は、企業の財産です。そして、経営者自身の健康も、長期的に見れば企業の成長に大きな影響を与えます。今こそ、働き方を見直し、健康と生産性を両立させるための改革に本気で取り組む時です。

なぜ今、スタンディングワークなのか?

スタンディングワークが注目される背景には、座りすぎによる健康リスクの高まりがあります。長時間座ることで血流が悪化し、肥満、糖尿病、心疾患などの生活習慣病のリスクが高まることが指摘されています。また、肩こりや腰痛を引き起こし、仕事のパフォーマンスを下げる原因にもなります。

一方、立って仕事をすることで血流が促進され、脳が活性化し、集中力や記憶力が向上するという研究結果もあります。姿勢が改善され、呼吸も深くなり、リラックス効果も期待できます。

つまりスタンディングワークは、従業員の健康を守りながら、企業の生産性向上にもつながる一石二鳥の働き方なのです。

小村典弘の実体験:スタンディングで集中力が劇的に向上

私は半年前からスタンディングワークを本格導入し、電動昇降デスクを活用して、1日の8割以上を立って仕事をしています。

最も驚いたのは「集中力の持続」です。座っているときと比べ、明らかに頭が冴え、仕事の効率が格段に上がりました。特に企画や発想が必要な業務では、立っている方が良いアイデアが湧きやすいと実感しています。

さらに、足腰の筋力アップ、体幹の安定、姿勢改善といった副次効果もあり、以前よりも夕方の疲労感が軽減しました。

世界の潮流:オーストラリアの小学校からシリコンバレーまで

スタンディングワークは、世界中で急速に普及しています。オーストラリアでは、小学生の学力向上と健康維持のために、スタンディングデスクが導入されています。

シリコンバレーのIT企業では、もはやスタンディングデスクは標準装備。社員の健康と創造性を重視する働き方が実践されています。

不動産業界においても、この流れに乗るべきだと私は考えます。

不動産業界におけるスタンディングワークの効果

ミーティングの効率化

立ったまま行うミーティングは、集中力が高まり、意見交換が活発になります。また、自然と時間を意識するようになり、会議時間の短縮にもつながります。

クリエイティビティの向上

立って仕事をすることで、脳が活性化され、新しい発想が生まれやすくなります。変化の多い不動産業界では、常に創造力が求められます。

従業員の健康増進

スタンディングワークにより、生活習慣病リスクの軽減や姿勢改善が期待でき、結果として従業員の満足度や定着率の向上につながります。

導入時の課題とその解決策

疲労感対策

導入初期は、無理せず徐々に立つ時間を延ばしていくことが重要です。足元にクッションマットを敷いたり、適切な靴を履くことで疲れを軽減できます。

導入コストの工夫

電動昇降デスクが高価だと感じる場合、既存の机に取り付ける簡易デスクや昇降台など、低コストな選択肢もあります。

社内理解の促進

まずは導入の目的と効果を丁寧に共有し、理解と協力を得ることが重要です。体験会やフィードバックの場を設けると、導入がスムーズになります。

クラスコの挑戦:働く人が「人生を楽しむ」ために

クラスコでは、スタンディングワークをはじめ、フレックスタイム制やリモートワークなど、多様な働き方を積極的に導入しています。スタンディングワークについては、すでに導入した社員から「集中力が上がった」「体が楽になった」といった前向きな声が寄せられています。

私たちが目指すのは、社員が仕事を通じて「人生を楽しむ」ことができる企業文化。その一歩が、スタンディングワークなのです。

まとめ:立ち上がれ、不動産経営者!そして、未来を動かせ

「座りすぎは寿命を縮める」——この事実は、不動産経営者にとって他人事ではありません。今こそ、健康と生産性を両立する働き方にシフトするタイミングです。

スタンディングワークは、すぐに始められる小さな改革でありながら、企業の未来に大きな変化をもたらす可能性を秘めています。

不動産業界に携わる皆さん、まずは立ち上がってみませんか?その一歩が、企業と自身の未来を変えるはずです。

株式会社クラスコ 代表取締役社長 小村典弘

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